のんのん引退試合

 で、皐月賞が行われた日曜日、私は後楽園ホール納見佳容引退試合を見に行きました。いやぁ凄い人でしたね。後楽園ホールが本当に超満員で埋め尽くされました。何せ開始40分くらい前に着いて確認したら、当日券は立ち見しかありませんでしたから。やはりと言うか、引退試合のコールは氏家清春さんのコールでした。やっぱり氏家さんのコールはいつ聞いても良いですね。でも氏家さんのコールはこういう時でないと聞けないのが寂しいです。
 試合は予想通りナナモモや引退したワッキーが乱入して賑やかなものになりました。しかし賑やかなだけでなく、ダブルリストアームサルト、フィッシャーマンバスター、ノンノンハンターと出せる技を全てだし、前川の蹴りを全て受け止めての大玉砕と激しい部分も見せ、非常にいい試合だったと思います。実際この試合がメインでも良かったのではと言う気にもなりました。
 しかし、今後も全日本女子が続く事も考えると、最後は次に続くものを見せないといけないと言う事で、真ん中に組んだのでしょう。でもやはり、この日一番の試合だったと思います。
 引退式の志生野さんのプロフィール紹介のナレーションでは涙が出そうになりました。ミホカヨの大ファンだった私にとって、今回の納見くんの引退は、私の中での女子プロの一時代の終焉を迎えたという気分になりました。確かにナナモモはまだまだ現役で、しかも非常にいい試合を見せてくれます。が、やはり私の中ではミホカヨの存在は大きいわけで。
 ワッキー引退試合は見にいけませんでしたが、今回の納見くんの引退試合で最後のミホカヨを見れて胸のつかえが取れた感じがしました。
 ただ一つ残念だったのが、10カウントゴングの後に、最後にもう一度コールを聞きたかったですね。「第43代オールパシフィックチャンピオン 130パウンド 納見佳容」と。